Y’s AW21-22 COLLECTION
日本国内では、7月9日金曜日よりY’s全国ストア及び公式オンラインブティックで、2021-22秋冬コレクションの展開をスタートいたします。
Dissolving
個に溶ける、環境に馴染む凛とした服。境界線が「無くなる」のではなく「溶けていく」。真っ黒な中に浮かび上がる淡い光のように、輪郭が曖昧で、やわらかいのに強く先を指し示す。日常に溶けながら服として浮かび上がる硬質で強い存在感。
防護服や、カバーオールなどの作業着をモチーフに、本来ケミカルなテクスチャーのものが、あたたかく気持ちの良い素材で服として仕立てられる。
パジャマのようなチェックパターンのやわらかく馴染んだ生地、膝掛けのようなフリンジ付きウール、ブランケットのように快適で包み込まれるような素材感。
麻やウールは洗って毛羽立たせあたたかみが加えられ、毛布のような素材が使われたアーミーパンツ、毛糸の上に上着を羽織っているようなライナー付きコート、カバーオールの上にはフリンジ付きのストールポンチョを合わせ、ウールに重ねられた真っ白な麻は白雪のように冬を感じさせる。
シグネチャーであるブラックやカーキに柔らかな発色のカラーリングが溶け、身体に馴染みながら、保つ硬質さが日常の服に無理なくスタイルをつくりだす。
最新コレクションより、2021-22秋冬のシグネチャーであるジャカードのコレクション、定番のギャバジンウールやデニムなど様々な質感で表現される奥行きのあるブラックカラーのコレクションを展開。漆黒に溶ける秋冬のスタイルを提案しています。
ワークウェアのような無骨な質感が、軽く柔らかく仕上げられ、デニム特有の風合いを持ちながら、上品な真黒の質感が特徴的な製品染めのブラックデニムアイテム。8オンスの軽快なデニム生地でコートのような分量感のシャツドレスに同素材のパンツを合わせ、襟元に覗くブロードの白シャツが、夏の余韻を僅かに残した、秋冬のはじまりに相応しい静かで活動的なスタイル。
オーバーサイズのコットンブロードの白シャツに、ワンショルダーのドレスを重ねたアイコニックなスタイル。ボタンで留めることによりスタンドカラーになるシャツ襟や、ドレスのアシンメトリーな構成が、シンプルなスタイルに興味深い奥行きを加えます。
厚みの異なるデニムウェアでつくる秋冬らしい分量感のスタイル。モーターサイクルコートに着想を得た、立てて着ると包み込むようになる大きな衿が特徴の10オンスデニムのコート。実際に重くなりすぎない仕上がりと、しっかりとした生地感のバランスがしなやかに仕立てられ、繊細なディテールや縫製の手間、黒の濃さが、雑でハードな印象のデニムウェアを上等な質感へ導いています。コートより少し薄手の8オンスデニムでつくられた柔らかくシンプルなサロペットドレスは、胸元で折りたたまれたタックがラッフル状になり、ワークウェアのような硬い質感にチャーミングな表情を加えます。
ケープのボディからフードが流れるように繋がった構造が柔らかな衿もとの表情をつくる。コットンとウールの混紡素材で織られた厚みのあるジャカード生地は、糸の細さにより軽量化されているため、実際の厚みより軽やかな印象で、自宅で羽織る大判ストールのような気楽さを加えています。
日本の紡績技術でのみつくる事ができる混紡糸のクラフツマンシップの背景や、複雑で独特な表情を持つ柄の深みが奥行きと凄みを加え、アトリエチームのパターンメイキングの機微により、存在感の強い生地を服の表情へ導いています。裏返して着ることも可能で、ブラックベースの色合いと異なる雰囲気を楽しんでいただけます。
サイドに落ちるドレープでジャカード素材を存分に楽しみながら、着こなしやすいサスペンダーの設えによりデイタイムの様々なスタイルやシチュエーションでシックなメインアイテムとして取り入れやすいスタイル。カバーオールのようなフォルムのスッキリしたロングドレスに合わせ、グローブをはめたような手元の演出、タフな質感に宿る上品さを巧みに描くシルエット。
前後ろの見頃が肩でひと続きになり、肩と袖が繋がったつくりにより、大きな分量の布を纏ったようなビッグシルエットになるコート。重心の低い大きな衿は男もののようなムードで、スタイルに独特の質感を加えます。サイドにスリットの入ったロングシャツをフロントで無造作に結び、白シャツの質感と陰影がスタイルに重くなり過ぎない強さと華やかさを加えます。ホワイトのジャカード生地は、複雑な柄にペイントされたようなよりユニークな表情が加わり、様々なものが白で覆われる冬の雪景色のように深い存在感を放ちます。
Y’s 2021-22秋冬コレクション
発売日:2021年7月9日金曜日
日本国内ストア及び公式オンラインブティック
